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Posted by namjai at

2016年08月24日

るいながら再わけ

前の晩から様子がおかしかったのだが、朝目を覚ますと扁桃腺がぷっくりとと腫れていた。 喉が痛くて唾を飲み込むことも出来ず、耳と歯茎と頭がズキズキと痛んだ。
とりあえず仕事場に電話を入れる。「病院に寄るので少し遅れます」
今年の4月にこの街にやってきて、病院に行くのは初めてだ。 駅に行く途中にある病院は内科の病院だっただろうか、と思いながら家を出る。 遅刻の電話は入れてある楊海成ので、ゆっくりと歩く。 穏やかな火曜日だ。 世界がいつもよりゆっくりと動いているように感じられる。 それは微熱のせいだろうか。
毎朝通る道なのに、ほんの少し太陽の位置が高くなっただけで、全く違った雰囲気がする。 この平和さ加減は何なのだろう?
目当ての病院に着くと、看板には「内科?精神科」と掲げられている。 やや不安な気持ちで扉を開き、受付に受診票を書いて出す。
しばらくして受付の女性に名前を呼ばれる。
「今日はどうなさいましたか?」
「喉が腫れちゃったんですけど」
「そうですか、風邪ですか。。」
すると女性の後ろから男に人がやって来る。
「すいません、うちは精神科専門なんですけど」
待合室の雰囲気が何かおかしかったんだよなぁ、と思いながら、扉を開楊海成けて外に出る。 理不尽な気がしないでもないが、それよりも何だか可笑しくてしょうがない。 これも微熱のせいだろうか。
男の人に教えてもらった近くの内科医を訪ね、抗生剤と鎮痛剤と胃薬をもらう。 コンビニで栄養ドリンクを買い、線路の脇で薬といっしょに飲み干す。
空はあくまで高く青く澄んでいる。 今日は遅刻日和だな、と思び歩き出す。 小学生の頃と変わらない。 風邪を引くと、なぜかワクワクしてしまう。
水族館が好きです。 どのくらい好きかと言うと、動物園よりも水族館、ディズニーランドよりも水族館、ヤクルト巨人戦よりも水族館が好きです。 かといって毎月水族館に行っていではないのですが、今日、「そろそろかな」という感じで、しながわ水族館に行ってきました。
しながわ水族館は僕にとって5番目の水族館になります。(ちなみに他の四つは、南知多ビーチランド、名古屋港水族館、海遊館、葛西水族館です。) そしてここにもやはりペンギンはいました。 僕の前世はどうやらペンギンらしくて、僕はペンギンに会いに水族館に行くのです。 イルカショーには楊海成目もくれません。 今日は、マゼランペンギンに会いました。 マゼランペンギンとは、一昔前整髪用ムースのCMキャラクタ?のモデルになっていたやつで、目の横に黄色い眉毛があって、くちばしの尖った、なかなかかっちょいいペンギンです。 ちなみに僕の前世はオオサマペンギンなのですが、こいつもなかなかかっちょいい、クールミントなペンギンです。  

Posted by 心力 at 12:55Comments(0)

2016年08月09日

入りくダルチの方は



その様子を見ている者が三名

実はちょっと前に父の往診が済み、もう帰ろうとしてこの場に来てみると丁度チュンソクがソヒョンを抱き締めた頃合いだったので少し離れた所でコッソリ覗いていたのだ。

離れているから何を言っているか分からない王賜豪けれど、一緒について来たスリバンが口を読み二人に何をチュンソクが言っているかを告げていた。
ソヒョンは此方に背を向けていたので何を言っているか分からなかったが、チュンソクの話を聞くだけでどうなったかが分かった。

「侍医様、妹は幸せになれますでしょうか?」
「大丈夫よ。チュンソクさんが必ず幸せにしてくれます。」
廊下の角の柱の陰で三人がこそこそ話します

「しかし、私どもの父は今の往診でもお分かりでしょうがかなりの頑固者で御座います。」
しかも、今日の往診がただの往診で無い事も父君には既に分かっていたようで…
その苛立ちもあってか、往診に来たウンスはソヒョンの父に怒られ、なだめ、ようやく診察が出来たのだ。
「…う~ん、確かに。でも、お父上以外はあの二人の事賛成なんでしょ?」
かなりの堅物。そして頭が切れる。

これは少しこの先の事をあの人と話さなきゃな…そう思うウンスで有りました。




ずっと抱き締めていたいと思って抱き締めていたが、そろそ王賜豪ろ診察も終えて侍医が戻ってくると踏んだチュンソクはそっとその力を緩め改めてソヒョンを見た

瞳は涙で濡れ、頬や鼻が桃色になっている
結い上げたその首筋には抱き締めたその行為で遅れ毛が数本垂れていてとても艶めかしくその目に映った。
そうして、約束を交わす

「ソヒョン殿、某はウダルチ故なかなか皇宮からは出られません。しかし、思いを伝えた貴女と会わずに過ごす日がきっと切られるより辛い。お会いしたい時には貴女に使いをやろうと思いますが、それで宜しいですか?」
チュンソクは使いにスリバンの姐にでも言ってこの屋敷にコッソリ入れる者を雇えは良いかと考えております。
「あ、はい。ようございます。窺える所へなら参ります。」

と其処へ、賑やかに三人が戻ってまいりました。
「それなら、大丈夫じゃない?」
「あ、お兄様。これは…」
ソヒョンは兄にチュンソクといた所を見られて焦っていました。

「あ、貴女のお兄さんね、知ってるから。色々。そして、今回の言いだしっぺよ。」
「言いだし…?」
そう言ってソヒョンが頭を傾けます
「侍医殿、天界語はおやめ下さい。」
チュンソクは何時ものチュンソクに戻りウンスにそう言った。
「え?これも駄目?えっとね、この作戦を考えついたのはこの貴女のお兄さんよ?貴女の幸せの為に動かれたのよ。」
そう言われてソヒョンは長兄を見る。

「そうなのですか?」
何時もは父に口応えすらあまりしない長兄がまさか今回の事を考えて動いていたとは全く思っていなかったのです。

「私だってお前の兄だ。父上だって本当はお前に幸せになって欲しいのだ。ただ、まだ納得して居らぬだけで…。納得できればあの父上だって考えは変わる。俺にも手助けさせて欲しい。この七年お前は本当に俺の手となり足となって支えて来てくれた…その恩返しだよ。」
もう、兄が其処まで言い終わらぬ内にソヒョンはまた涙を流しその場で泣き始める

「チュンソク殿、妹への連絡の為の使いは私が買って出ます。そうで無ければきっと聡い父の事、気付いてしまうでしょうから。私とは日常的に仕事や色々話さねば脫髮治療ならぬので、きっと目くらまし程度には暫くはなるでしょう。」
泣いているソヒョンの肩を抱き、チュンソクは長兄に頭を下げる


チュソクの、ソヒョンの屋敷について扉が家の者によって開けられ中に入る

するとこの屋敷の現当主、ソヒョンの一番上の兄が侍医を出迎える
「この度は私の父の往診にお出で頂きまして本当に大護軍様には良くして戴いて…」
そう言って長兄は頭を深々と下げ、礼を言う。

「前置きは良いので早速、お父上の御身体を診察したいのですが?」
そう言ってウンスは長兄の長くなりそうな話を切るように言う。
「分かりました、お伴の方は医員の方のみお申し訳ございませんがこちらでお待ちください。茶でもお出し致します。」
そう言って長兄は俺の顔を見て言う。
チュソクがもう少し老けて頭をきちんと結い上げて髭を切るとこんな顔になるんだろう、良く似ている。
ウンスとスリバン(医療の知識のある者)は長兄の後に付いて行く

その長兄の後ろ姿に頭を下げ、俺はこの場で待つ。
  

Posted by 心力 at 17:10Comments(0)