› 時間是一條河 › 2017年08月
2017年08月31日
「信号無視防止の神器」、武漢で大活躍
湖北省武漢市の街頭に、自動でロープを張り歩行者の信号無視を防止する装置が登場し、ネット上で話題になっている。赤信号になると、装置が自動的に赤い警戒ロープを張り、歩行者の信号無視を防止する。信号が青に変わると、このロープが自動的に上がり、歩行者が通行できるようになる。この装置はネットユーザーから「信号無視防止の神器」と呼ばれている。同市の交通管內地 法律 咨詢理部門によると、同装置の稼働開始から2ヶ月間でその効果は顕著となっており、この交差点の歩行者が交通規則を守る割合が95%以上に達したという。新華社が伝えた。
この装置の外観は巨大なゲートのようで、上部に設置された液晶パネルは「信号を無視せず、文明的な武漢市民になろう」といった標語を表示する。信号が赤になると、均等な速度でロープが張られ、歩行者による信号無視を阻止する。また両側からは、音声で「赤信号です、信号翻譯無視を禁止します」と警報が出る。青になると、ロープがサッと上昇し、「青信号です、交通安全に注意し慎重に渡ってください」と音声が出る。
武漢市公安局東湖新技術開発区分局交通大隊秩序科の人民警察である劉平氏によると、この装置は今年2月から使用開始されており、信号の変化に基づき自動的に稼動している。いままでのボランティアがロープを張り笛を鳴らし注意するという手段から、この装置で歩行者の通行を規範化している。一般的な交差点で歩行者が交通規則を守る割合は約90%だが、この装置が稼働してからは95%以上に上がり、信号無視が目に見えて改善されたという。
Posted by 心力 at
18:41
│Comments(0)
2017年08月31日
ロボットの発展を客観的に考察 人間の職を奪い、倫理観の建て直しも?
2017世界ロボット大会の開催にともない、ロボットに関する話題が急に盛んになっている。
▽多分野で浸透し始めているロボットの応用
ロボットはすでに見慣れない特別な分野の存在ではなく、毎日家の中でさえ清掃ロボットや幼児教育ロボットに触れ合える身近な存在となっており、将来的にはその距離がさらに縮まるとみられている。このほど、中国電子学会が発表した「中国ロボット産業発展報告」によれば、人工知能の進展にともない、スマートサービス型のロボットの種類がさらに豊富になり、各分野に浸透し始めているとしている。
同報告では、「真っ先に市場に進出した清掃ロボットやウェイターロボットから、エモーションロボットやパートナーロボット、教育ロボット、リハビリロボット、スーパーロボットまで、ロボットはそのサービス分野と対象を拡大しつつある」としている。
ロボットのもう一つの重要な応用は、核ロボットのように人間の極限を超えたり、非常に危険な場所で作業を行える点だ。欧州のオックスフォード近くにある核融合炉ではすでにこうしたロボットの利用が始まっているという。
ロボットが医療分野において重要な役割を果たしている点についてはすでに共通認識となっているが、英国工程技術学会の主席は、「ここ数年の間に英国では高齢者の世話をするコストがますます高くなっている。医療ロボットは洗浄といったサポート機能を搭載し、高齢者の24時間看護を行うことができるならば、高齢者の寿命がさらに延びるばかりでなく、高齢者が家で転倒して骨折するといったケースも避けることができる」との見方を示した。
ロボットの発展を客観的に考察 人間の職を奪い、倫理観の建て直しも? (2)
人民網日本語版 2017年08月31日08:39
▽ロボットが人間の仕事を奪うことに?
ロボットは便利さをもたらすのと同時に、人々にいくつかの憂慮ももたらしている。まずは安全性の問題だ。現在のロボットはまだ100%安全であるとはいえない。
そしてロボットにまつわる話題として常に事欠かないのが、「ロボットが人間の仕事を奪う」、「ロボットが就職に影響する」といった説だ。専門家はロボットが就職に影響を及ばすのではなく、人間の就職の選択をさらに幅広くしてくれると考えている。なぜならロボットはより多くの新しい仕事のポストをもたらすことに繋がるからだ。現在人々を憂慮させている局面は、人材の構造にいくつかの問題があるからだとしている。
▽倫理観の建て直しが必要に?
各分野で活躍するだけでなく、ロボットはさらに意識レベルでの変化ももたらしている。中国工業・情報化部の副部長は、「グローバルロボット産業の発展は依然として技術のボトルネックと倫理観に隠れたリスクという二重の挑戦に直面している。ロボットは法律法規と道徳倫理の建て直しを引き起こす可能性が大きい」と示した。
現在、EUはロボットに関する法律の制定を検討しており、将来的に自主ロボットは電子人間の身分を得て、義務と権利を手にするようになるかもしれない。
もう一つの懸念はロボットが自我を手にする可能性があるのかということだ。海外の報道によると、Facebookは二つの人工知能ロボットをすでにシャットダウンさせている。なぜなら彼らがロボット同士だけで理解できる不可解な言語でコミュニケーションをとり始めたからだ。
ロボットの発展を客観的に考察 人間の職を奪い、倫理観の建て直しも? (3)
人民網日本語版 2017年08月31日08:39
▽トレンド:特殊ロボットと協力ロボットの売れ行き好調に
同報告によると、2012年から2017年まで、世界のロボット市場は平均17%近くの成長率を維持しており、2017年にはその市場規模が232億ドルに達する見込みだ。その内訳は工業ロボットが147億ドル、サービスロボットが29億ドル、特殊ロボットが56億ドルになるとみられている。
工業ロボットは依然としてロボット産業の礎石だが、協力ロボットが将来のトレンドになるだろうと専門家はみている。工業ロボットは特に複雑でコストが高い上、あまりにも多くのエンジニアを必要とするからだ。
その一方で、特殊ロボットにより興った新興市場も各国から高い注目を集めており、関連開発への投入を拡大し続けている。特殊ロボットの一種として、2017年世界ロボット博覧会では、バイオクラゲやバイオトンボといったようなバイオロボットが昨年より多く見られるようになった。しかも、バイオロボットが用いる技術は更に複雑で、各専門分野との繋がりもさらに緊密になるという。
Posted by 心力 at
18:41
│Comments(0)
2017年08月16日
臓器移植に「無毒」のブタが誕生 世界初
米国と中国、デンマークの研究者は10日、臓器移植に「無毒」のブタ生体を開発し、ブタ臓器の人体移植使用における最も重要な安全問題の解決に成功したと発表した。臓器移植の必要な成立香港公司全世界の百万人規模の患者に希望をもたらすニュースとなる。新華社が伝えた。
米国eGenesis社を筆頭とする研究チームは同日、米国の学術誌『サイエンス』に論文を発表した。研究にはさらに、米国のハーバード大学医学大学院と中国の雲南農業大学、デンマークのオーフス大学などの機構が参加した。
「私たちの研究は、異種間臓器移植における異種間のウイルス感染というリスクを根本から解決した」。eGenesisの共同創業者で最高科学責任者(CSO)の楊(は王へんに路、は草かんむりに函、Luhan Yang)氏は記者に対し、「(今回開発された)ブタは、基礎を築くこととなるブタ品種であり、将来人民幣匯率的には異種移植の安全な臨床応用を可能とするものと期待される」と語る。
大まかな統計によると、臓器移植を必要とする人は世界に約200万人いると見られるが、臓器提供の数は需要をはるかに下回っている。ブタの臓器は、大きさと機能が人類の臓器と類似しているため、移植に適している可能性があると考えられている。
1990年代には科学者が、異種間の臓器移植を試みたことがあったが、試験によって、ブタの臓器に人体内での拒絶反応という問題があるだけでなく、「毒性」も存在する可能性があることがわかった。ブタのゲノムに、内在性レトロウイルスが含まれるためである。世界保健機関(WHO)と米国政府は最終的に、解决方法が見つかるまで、すべての異種間臓器移植の臨床試験を停止することを命じ、異種移植産業の発展は長年にわたって停滞した。
2015年、ハーバード大学のポストドクターだった楊氏らが、遺伝子編集ツールのCRISPRを用いて、ブタのゲノム中の有害な可能性のあるすべてのウイルス遺伝子をノックアウトすることに成功し、この重大な難関を初めて体外で突破した。
楊氏らは最新の研究で、CRISPRと小分子薬剤を結びつけて使用し、ブタの初代線維芽細胞ゲノム中の25の遺伝子座を修正することに成功した。その後、世界最初の体細胞クローン動物である羊の「ドリー」を育てた時と同様、研究者は、細胞核移植操作を通じて、修正したブタ線維芽細胞を利用してブタの胚を作り出し、ブタの母体に植え、内在性レトロウイルスが不活性化された世界初のブタを最終的に誕生させた。
「少なくとも4カ月まで育った段階では、修正を受けた小ブタと通常の小ブタに生理上の違いは見られない」と楊氏は語る。「我々は、このブタ品種を土台としてゲノムの改造を続け、免疫拒絶反応の問題を解決し、異種間の臓器移植の臨床応用をできるだけ早く実現し、臓器移植を待つ数多くの病人を救いたいと願っている」
英国ケンブリッジ大学のイアン?マコーネル教授は、これは「希望に満ちた第一歩だ」と評価しながら、異種間のウイルス感染の問題を解決できたとしても、ブタ臓器の体中における免疫拒絶反応や生理的不適合などの数多くの障害を克服しなければならず、異種移植の発展は今後も注意深く見守っていかなければならないと指摘した。
Posted by 心力 at
16:41
│Comments(0)
2017年08月03日
り屋はずっとリ
「織田は朔良姫のリハビリにも、付き合ってくれていたんだろ?卒業前も学校に来ていなかったから、ずっと病院に付き添っているんだろうと思っていた。」
「あんたはおにいちゃんの何を知っているの?」
「……朔良姫の父親の会社に入社したことくらいは、聞いているよ。同級生だから、その位の話は入って来る。良かったな。」
「なにが?」
「何がって……好きな奴が父親の会社に入社したってことは、ずっと傍に居てくれるんだろう?それって、ずっと朔良姫が望んできたことじゃないか。いくら鈍感な俺でもその位香港風水師は分かる。やっと長年の思いが通じたんだなと思ったよ。」
「あんたさ……、馬鹿なのは知っていたけど、思い込みが激しいのは相変らずなんだね。少しは成長しているのかと思って理由を聞いてみたのに、がっかりした。」
「……え?」
がっかりしたと言われ、島本の視線が泳いだ。
確かに島本は朔良が事故に遭った時、言いようのないショックを受けた。
これまで自分が朔良にどれほど惨いことを課して来たか、嫌がるのを無理やり傍に置き弄り続けた朔良を突然失って、島本は非道に対する天罰を喰らったような気持ちになった。
失って知った朔良への思いと、激しい喪失感に島本は打ちのめされた。
自分勝手で我儘な一方的な思いを打ち付け、一つ下の美しい少年を蹂躙したことを、今となっては、どれだけ後悔しているか告げるのさえためらわれる。
どれ程なじられても、返す言葉もない。
好きな相手をいじめる不器用な小学生のように、島本は暴力で朔良を欲しいままに扱った。
その事実は、一生消える事は無い。
「おにいちゃんは事故の責任を感じて、大学に行くことも夢も全部諦めたんだ。それなのに良かったな、なんてよく言えるね。弟みたいな僕の為に、おにいちゃんは何でそこまでするんだよっ!馬鹿っ!」
「……朔良姫?」
島本は、突然激高し、支離滅裂な言葉をぶつけて来た朔良に驚いていた。
「違うのか?」
「自分は全部諦めたくせに、おにいちゃんは僕のリハビリにずっと蘇家興付き合ってくれたんだ。事故だって自分が悪いわけじゃないのに、僕はそれを当たり前だと思ってたんだ。そんな話あると思う?どう考えたっておかしいだろ?おにいちゃんだけ夢を諦めるなんて、余りに理不尽で不公平だろ……?」
「朔良姫……」
「違う……馬鹿なのは僕の方だ……傍に居てくれるのが嬉しくて、何も気が付かなかったんだ。おにいちゃんに罪滅ぼしをしなきゃいけないのは、僕なんだ……だから、離れなきゃいけないって思って……」
不意に、ぽろ……と朔良の頬を涙が転がり落ちた。
島本は様子の違う朔良に戸惑っていた。織田彩と上手くいっているとばかり思っていたのに、朔良は傷ついていた。
気の強い朔良が、まさか泣くとは思わなかった島本は、思わず椅子を引き出して、座らせた。
「朔良姫。俺が理学療法士になったって、何の罪滅ぼしになるとも思っていない。ただ、馬鹿だけど、俺なりに考えたんだ。」
「何を……?」
「朔良姫がどこかで苦しんでいるなら、俺はせめて代わりの誰かを助けようって……。」朔良は冷ややかな眼を向けた。
「自分勝手な事言うね。そんなの自分満足で、あんたが楽になるだけだ。」
「うん、都合の良い詭弁かもしれないな。だけど、信じられないかもしれないけど、俺には朔良姫に会う気はなかったよ。本当に二度と会わないつもりだったんだ。それが朔良姫に酷いことをした自分への罰だと思っていたからな。」
「ふ~~~~ん……」
「やはり信じられないか?この病院で会ってしまったけど、これは偶然だった。俺は朔良姫ハビリセンターに長期入院していると思っていたんだ。」
「へぇ。良く知ってるね。」
「朔良姫の事なら知ってるさ。」
さすがにそこは朔良も、痛いのが嫌で逃げ出したとは言えなかった。
「あんたの事だから、榊原って人に聞いて、ここで待ち伏せしたのかと思った。」
思わず声を上げて、島本は笑った。
「まさか……!榊原は俺が朔良姫の話を良くするんで、良かれと思って知らせてくれただけだ。バーストしたんだって?」
「だって、猫が……」
島本の向けた笑顔は、以前の朔良が知る、どこか暗さのある卑屈な笑顔ではなかった。
時と共に、こんな風に人は印象まで変わるのだろうか。
「あ……っと。」
島本の胸元のPHSが振動した。
「はい、島本です。直ぐ戻ります。……ごめん。朔良姫。仕事に戻らなきゃ。」
「そう。」
「気を付けて帰れよ。」
島本がドアを開けて、朔良を促した。
「初めて任された患者なんだ。7歳の女の子なんだけど、頑張り屋でね。」
「僕と違って……って言いたいの?」
「ん……?俺が知る限り、朔良姫は頑張だったぞ。たった一人で陸上三元顧問蘇家興部の記録会にも行ったじゃないか。それに、足を見れば少しは分かる。そこまで回復するの大変だっただろ?」
「……別に。」
Posted by 心力 at
13:09
│Comments(0)